当院の主な治療対象である「高血圧」「睡眠時無呼吸症候群」など肥満症が関連する疾患は多く、ダイエットはそれらの本治を目指す上で欠かせない要素になっています。とはいえ、多忙な社会人の場合、時間的制約からダイエットが一向に進まない方もいらっしゃるかと思います。
ここでは保険診療で使用される薬剤の中で減量効果があるものをご紹介いたします。肥満症治療に関して、食事療法・運動療法などの生活習慣是正だけでは解決せずお悩みの方は、当院までご相談ください。
※原則BMI25以上の肥満がある方を対象としています(美容目的等は対象外です)。
GLP-1受容体作動薬の一種で、食欲を抑え、血糖値をコントロールする効果がある薬です。
空腹時にコップ半分程度の水で服用し、服用後30分間は飲食を避けます。
まず3mgから開始し、4週間継続します。
効果が不十分な場合は7mg、さらに必要に応じて14mgまで増量することもあります。
服用時の注意点として、空腹時にコップ半分程度の水で服用し、服用後30分間は飲食を避ける必要があります。
便秘や軽い吐き気、腹部膨満感、頭痛、倦怠感などが報告されています。
また、妊娠中や授乳中の方、1型糖尿病の方、過去に膵炎を経験した方などは使用できない場合があります。
GLP-1とGIPの両方の受容体に作用することで、ダイエットに効果を発揮します。
従来のGLP-1受容体作動薬よりも強力な食欲抑制と脂肪燃焼促進の効果が期待できるため、体重減少に有効です。
1〜2週間:食欲が落ち着き、間食が減る。
3〜4週間:体重が徐々に減少し、2〜3kgの減量が期待できる。
1〜3ヶ月:見た目の変化が現れ、服のサイズが変わる。
3〜6ヶ月:10kg以上の減量に成功する人もいる。
食事時間に関係なく投与可能。
投与を忘れた場合は、次の投与予定日まで3日以上ある場合はすぐに投与し、3日未満の場合は忘れた分を飛ばして次回の投与を行う。
副作用として、悪心、嘔吐、低血糖、膵炎などが報告されているため、慎重な使用が求められる。
リバウンドのリスクがあるため、食生活の改善と運動を併用することが推奨される。
リベルサス3mg | 10,000円 |
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リベルサス7mg | 15,500円 |
リベルサス14mg | 22,000円 |
マンジャロ皮下注2.5mg | 20,000円 |
マンジャロ皮下注5mg | 30,000円 |
マンジャロ皮下注7.5mg | 40,000円 |
アフタービルは、避妊に失敗した場合に使用されます。例えば、コンドームが破れた、低用量ピルを忘れた、パートナーが避妊をしていなかった、コンドームが正しく使用できたか分からない、などの場合です。この薬は、排卵を遅らせることや受精卵の着床を阻止する効果があります。
ただし、アフターピルは100%確実に避妊できるわけではありません。時間が経過するとともに、避妊成功の可能性が低下します。必要な場合は、できるだけ早く医師に相談することが重要です。アフターピルは120時間を超えると、効果が著しく低下するとされており、理想的な服用は性行為から24時間以内とされています。
副作用についてですが、不正出血、嘔吐・吐き気、下腹部痛、頭痛、倦怠感などがあります。ただ1錠の服用のみなので、これら症状は現れても一過性ということになります。
レボノルゲストレル錠 1.5㎎ | 初回 12,000円 |
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2回目以降 10,000円 |
AGAは、Androgenetic Alopeciaの略称で、男性型脱毛症とも呼ばれます。日本人の成人男性の4人に1人の割合で発症するとされ、思春期以降に始まるようになりますが、進行の程度は人によって異なるほか、非常にゆっくりと進行していきます。多くの患者様は、30歳を過ぎたあたりから薄毛の状態に気づくようになります。
発症のメカニズムですが、アンドロゲン(男性ホルモン)に含まれるテストステロンが、体内にあるとされる還元酵素「5αリダクターゼ」と結合することでジヒドロテストステロン(DHT)を生成します。これが前頭部や頭頂部の毛包体の受容体に結合してしまうと、成長期、退行期、休止期を繰り返すとされるヘアサイクル(毛周期)の中の成長期の期間が、どんどん短縮していきます。それによって生え変わる髪の毛は、太く長い毛から細く短い毛へと変わっていき、軟毛化していきます。さらに時間が経過すると、それら部位は脱毛するようになります。
診察の結果、AGAと診断され、治療が必要となれば主に薬物療法が行われます。この場合、フィナステリドが主成分のプロペシア、デュタステリドが主成分のサガーロなど5α還元酵素阻害薬が用いられます。同薬は、5α還元酵素を抑制し、DHTの産生を抑える効果があるとされています。ちなみに5α還元酵素にはⅠ型とⅡ型があるのですが、AGAの原因の大半はⅡ型です。ちなみにプロペシアなどフィナステリドが主成分の治療薬はⅡ型のみに作用するとされ、サガーロなどデュタステリドが主成分の治療薬はⅠ型とⅡ型の両方に作用すると言われています。そのため、デュタステリドが主成分の治療薬の方が、フィナステリドが主成分の治療薬と比較して、約1.6倍の発毛効果があるとされています。なお当院では各々の患者様に適切とされるAGA治療薬を処方いたします。
また上記の5α還元酵素阻害薬と併用して、外用育毛剤であるミノキシジルも使用すれば、より高い効果が期待できることもあります。
5α還元酵素阻害薬を使用した際の副作用ですが、フィナステリドが主成分の治療薬(プロペシア 等)では、勃起不全や性欲減退など男性機能不全や肝機能障害などがみられることがあります。またデュタステリドが主成分の治療薬(サガーロ 等)でも上記の症状が現れるほか、乳房の女性化や痛みなどの報告もあります。
このほかミノキシジルの外用薬については、塗布した部位(頭皮)にかゆみやかぶれ、フケなど皮膚症状が現れることがあります。
フィナステリド 1㎎ | 初回 8,000円 |
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2回目以降 6,000円 |
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デュタステリド 0.5㎎ | 初回 10,000円 |
2回目以降 8,000円 |
EDは「Erectile Dysfunction」を省略した名称で、勃起障害あるいは勃起不全とも呼ばれます。この状態というのは、単に全く勃起しないというだけでなく、満足できる性行為が行えるほどの勃起力にない、勃起をするまでに時間がかかる、性行為の途中で萎えるといった場合も含まれます。
発症の原因については、器質性EDや心因性EDなどがあります。器質性EDとは、何らかの病気が引き金となって発症するEDです。具体的には、生活習慣病(高血圧、糖尿病 等)や加齢による動脈硬化による血管障害、勃起に関係する神経(脳、脊髄、末梢神経)の損傷などが挙げられます。一方の心因性EDとは、精神的なストレスや不安・トラウマなどの心理面から起きるEDで、この場合は若い世代でも起きることがあります。このほかにも、上記の2つの原因が伴うED(混合性ED)、薬の副作用が原因で発症する薬剤性EDなどもあります。
心因性EDの患者様では、カウンセリングや精神療法が必要なこともあります。また器質性EDの患者様では、原因疾患の治療や生活習慣の見直しも行いますが、基本はPDE5阻害薬(血管を拡張させ、血流を改善させる効果などがあります)による薬物療法になります。同薬にはいくつか種類がありますが、当院ではバイアグラ、シアリス、それらのジェネリック薬を取り扱っています。ちなみにどのED治療薬を使用したとしても一時的に勃起を維持させるものなので、根本的な治療とはなりません。服用のタイミングですが、バイアグラやシアリスであれば性行為の約1時間前に一錠を服用します。持続効果期間については、バイアグラが3~4時間、シアリスが30~36時間と言われています。
バイアグラでは顔にほてり、頭痛、目の充血、動悸などがみられます。また、シアリスでは、顔のほてり、頭痛、消化不良、倦怠感などの症状が現れることがあります。ただ、ED治療薬は常に服用し続けるものではないので、これら症状は一過性で済む場合が大半です。
なお常用薬がある患者様につきましては、服用されているお薬によっては、ED治療薬と併用できないことがあります。そのため、診察の際に医師へ事前に常用薬を報告してください。
ジルデナフィル 50㎎ | 初回 11,500円 |
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2回目以降 9,500円 | |
タダラフィル 20㎎ | 初回 17,000円 |
3回目以降 15,000円 |